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ルリ「はぅ……んっ……」 レイ「……」 ルリ「ふぁっ、そ、そんな……とこまで」 レイ「ルリ、もっとリラックスして……」 ルリ「でも……」 レイ「大丈夫よ、私を信じて」 ルリ「は、はい……」 レイ「ほら、じっとしてないと奥まで見えないわ」 ルリ「……やっぱり、恥ずかしいです」 レイ「どうして?私達は姉妹なんだから恥ずかしがることはないわ」 ルリ「で、でも、人にして貰うなんて初めてですし……」 レイ「うふふ、可愛いわ、ルリ」 ルリ「……(///)」 ・・・・・・ ・・・・ ・・ ・ レイ「……はい、終わったわ。耳掃除」 ルリ「ふぅ、ありがとうございました。やっぱり自分でするより良く取れますね……って、有希姉どうしたんですか?突っ立ったままで」 ユキ「卑猥……」 ルリ「へっ?何がですか」 ユキ「……いい。私も混ぜて」 そんな日常。
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長女・・・さすがw http //www.youtube.com/watch?v=nGcpQBCFbf8 有希「さすが、レイ姉さん」 ルリ「フランス人も虜にするなんて……さすがです」 レイ「次の目標はアフリカあたりにしようかしら……?そして、ゆくゆくは世界制覇を……」 ルリ「でも、そうなったら忙しくなってシンジさんに逢えなくなるんじゃありませんか?」 レイ「……それならマネージャーとして連れて行くわ」 有希「それは不可能。惣流・アスカ・ラングレーの機嫌が悪くなり、結果として涼宮ハルヒの機嫌も悪くなる。 それはさまざまな組織に不具合を起こす。」 ルリ「…………アイドルなんてどうでもいいわ」
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台風がぼろ屋を揺らす日も、雪の重さで屋根がきしむ日も、姉妹が揃っていれば幸せだった。 寄り添って寒さをしのぎ、時に手分けして料理をし、日々の瑣末な事々も姉妹で語りあえば楽しかった。 北国の街のはずれの小さな一軒家、両親は居ないけど、常に笑顔・・・は少ないが平穏な日々だった。 転機は突然、黒服の男達と共に訪れた。 「ファーストチルドレンだな?司令がお呼びだ。我々と来てもらおう」 何故?と問う長女に「答えられない」とだけ返す。しかしレイはあっさりと承服した。 不安そうに見つめるルリを抱きしめ「直ぐに帰ってくるからね」次いで有希を抱きしめて「ルリをお願いね」と。 黒服達は生活費だと、分厚い封筒を置いていった。 けれど有希とルリにとってはどうでも良かった。 初めて感じるどうしようもない喪失感と悲しさ、何故姉は私達を置いていったのか。 何かあるなら頼ってくれても良かったのに、そして姉が居ない事が何よりつらかった。 数日、食事もろくにせず、僅かな睡眠をとっただけの二人に、点けっぱなしのTVから緊急ニュースが聞こえる。 世間の事などどうでも良かった、しかし一つの単語が二人の注意を引いた。 『本日未明、第三新東京市において謎の大爆発が・・・』 「第三新東京市」、かつて姉が戦ったところ。 ニュースは隕石の落下か軍事施設での事故かとの情報を伝えて居たが、二人には分かった。 静かに顔を見合わせる。 姉が私達を置いて、何も言わずに行った理由が分かった。 また使徒が来たのだ。そして姉は世界と、そして自分達を守る為に行ったのだ。何も言わずに。 ルリが言った。 「ご飯にしましょう。そして、レイ姉を助けないと」 有希が静かに頷く。いつもは静かに映すだけの瞳に、明らかに強い意志が宿っていた。 食事の後、ルリは学校に電話をしてしばらく休むと伝えた。 最近の無断欠席を心配して、さらに驚く先生に「ごめんなさい」とだけ言い、強引に切った。 そのまま電話に26桁に及ぶ特殊な番号を打ち込む。 「ネルガルですか?ナデシコの偽装をお願いします。ええ、そうです。 昨夜のあれです。わたしも乗ります、戦います」 有希は静かに目を閉じる。 ここで暮らすと決めてから、多くの機能は眠らせたままだった。 まずは思念体との結合を再開する。統合思念体全ての力は全能にも等しい。 だがそれを有希が使える訳では無かった。まずは固体の戦闘力を取り戻す。 そしてその使用許可を、脅しつつなだめつつ強引に取り付ける。「お願い、パパ」が効いたのだろうか? 二人は揃って家を出た。 一緒に鍵をかける。この我が家に、また三人で帰って来るとの誓いを込めて。 「「姉さん、待ってて」」 新しい戦いが今始まろうとしていた。 劇場版-EVANGELION NADESICO NAGATO-2007公開予定 製作:GAINAX XEBEC 京都アニメーション 総監督:庵野秀明 副監督 佐藤竜雄 石原立也